ペットにも年に1回の健康診断を
みなさんは、会社や自治体などのサービスを通じて、1年に1回の健康診断を受けていることと思います。では、家族の一員であるペットはどうでしょうか?この機会にペットの健康診断を考えてみませんか?
近年長くなる傾向にある犬や猫の平均寿命。獣医学の進歩に伴ってさまざまな病気が予防ならびに治療出来るようになってきました。しかしながらいずれの病気も人と同様に早期発見・早期治療が大変重要です。まして犬や猫の場合、1年で人間の5倍以上の速さで年老いていきます。そんなペットも定期検査をすることで、症状が発症する前に病気を発見・治療することが出来ます。異常がみつからなければ、それはそれで大変結構なことであり、健康であることの再確認にもなります。物が言えない動物達の為にも1年に1度ペットドックを受診することをお勧めします。
目的や年齢などに応じて、獣医師と相談のうえ、適したコースをご案内いたします。
ペットドックのコースは完全予約制で3コースに分かれています。
検査項目 | Aコース | Bコース | Cコース |
---|---|---|---|
一般身体検査 | ○ | ○ | ○ |
血液検査:完全血液検査 CBC | ○ | ○ | ○ |
血液検査:生化学検査 | ○ | ○ | ○ |
尿検査 | ○ | ○ | ○ |
糞便検査 | ○ | ○ | ○ |
レントゲン検査 | ○ | ○ | |
エコー検査 | ○ | ||
検査費用 | 8,800円 | 16,500円 | 22,000円 |
※ 7歳以上の動物にはB、Cコースがおすすめです。
■検査項目・内容
【一般身体検査】
触診、聴診、視診でくまなく全身をチェックします。
【血液検査】
完全血液計算(CBC): 血液中の赤血球や白血球や血小板の数を測定し、貧血、炎症、血液疾患などの異常を調べます。
生化学検査: 血液中の生化学物質の数値を検査することで、腎臓病・肝臓病・糖尿病・内分泌疾患などの病気を見つけます。
【尿検査】
腎臓病、糖尿病、膀胱炎などを調べます。
【糞便検査】
寄生虫の有無、腸内細菌の状態や炎症・出血などを調べます。
【レントゲン検査】
胸部と腹部を撮影し、肺、心臓、腎臓などの臓器の形や大きさの異常や腫瘍の有無などを調べます。
【エコー検査】
レントゲン検査ではわかりにくい、各臓器の内部や動き方を調べます。
■ペットドックのお願い事項
◎健康診断前日の10時以降のお食事は与えないでください。検査に影響が出ることがあります。
お水は与えてもかまいませんが、当日の朝は少量にしてください。
◎健康診断の当日に、尿検査・便検査に使用するため、尿・糞便をお持ちください。
◎全コースとも日帰りです。
◎エコー検査を行う際、患部の毛刈が必要となりますのでご了承ください。
◎その他の検査として、各コースに様々なオプション検査(ホルモン検査、ウィルス検査など)
を追加することができます。
◎料金等ご不明な点は、当院にお問い合わせください。